蟻みたいな蜘蛛がいるぞ!
となったら、それはアリグモです。
アリグモは人に役立つ「益虫」です。虫嫌いだからといって感情的に退治しようせず、ちょっと一考してくれると嬉しいです。
蟻みたいな蜘蛛の「アリグモ」は益虫だから殺さない方が良いよ
こちらがアリグモ。
見た目は黒い蟻に似ていますがお腹に模様があるのが特徴です。
赤いアリグモ(ヤガタアリグモ)もいますが、よく見かける基本的なアリグモは黒いタイプが多いです。
益虫なんですよ
アリグモは人が嫌がる虫を食べてくれるので、すみ分けとしては「益虫(害虫を食べてくれる、人の役立つ昆虫。)」となります。
虫嫌いの方からすると見ただけもしんどいかも知れないですが、悪いやつじゃない。笑
毒性はないので危険性はない
アリグモは人にとっては無害です。
ヒアリ(毒性有)と間違われることが多いですがアリグモは無害。
噛むことはほとんどない
アリグモが自分から人に咬みつくことはありません。
全く前例がないわけでは無いですが、基本的には噛みつかないですし、仮にかみついても人に害する毒の持ち主ではない。
アリグモの生態を理解してみよう
アリグモはハエトリグモ科、アリグモ属に分類されます。
アリグモ属は世界から約280種、東南アジアから約150種が知られています。
南西諸島におけるアリグモの地理的変異(山﨑健史)
種類によっては頭に触覚があるように見えるタイプもいますが、触覚に見えても足です。
しっかりと足が8本なのでクモと同じ。
食べ物は多種多様な害虫と呼ばれる虫たち
アリ、蚊、ハエ、アブラムシの成虫、など日常生活で「嫌だなぁ」と思う虫を捕えて食べてくれるので人間にとっては益虫と言えます。
特にご自宅で家庭菜園やガーデニングなどしている方にとっては心強い味方です。
珍しいわけじゃない
わりと目にすることが多いですので珍しい虫というわけではありません。
都内でも田舎でも見かけます。
お家の室内にもいる
室内にいることもあります。
害虫を食べてくれることが=アリグモにとっての家賃みたいなものですので、見つけてもすぐに殺虫スプレーとか吹きかけ無いようにしましょう。
どうしても虫が苦手な人はティッシュにくるんで外に逃がしてあげるといいと思います。
アリグモは駆除しないで!家の守り神です
アリグモは駆除しないほうが良いです、繰り返しますが「益虫」ですので。
そうは言っても『どうしても虫は嫌い!』ってことであれば頑張って外に誘導して逃がしてあげましょう。
僕も虫は苦手なタイプですが、益虫扱いの虫は自分の出手で触った感触が無くなるくらいティッシュを何枚にも重ねて厚みを持たせた状態でつまんで外に逃がしてます。笑
アリグモ自体は悪いやつじゃない
ガチ蜘蛛だけど実はこの子も「益虫」なんだ